ある調査で、内定をもらった学生へIT業界に対するイメージについて調査したところ、就活終盤での希望職種はIT業界が多かったという調査結果がありま
す。調査対象の学生数は1000人なのであくまで参考にするべき数字ではありますが、それでも3K、7Kと言われて久しい現状から考えれば、いい知らせなのではないでしょうか。さらに調査では、「これからのビジネスを牽引する」、「給料が高い」、「若いうちから責任のある仕事が出来る」、「海外で活躍できるチャンスがある」という項目が高い支持を得ていました。一方で「ストレスが少なそう」、「自分の余暇時間を確保出来そう」、「一般企業の中でIT担当者は地位が高い」といった項目では、そうは思わないとした学生が多かったようです。このイメージは大体のIT業界の的を射ているのではないでしょうか。しかし、こういったイメージはあるものの、具体的な仕事内容や職種のことはあまり知らないようで、IT関連の職種自体は知らなかったが関心はある、という回答をした学生が多数見られたようです。IT技術や業界というのはあまり表に立つことはありません。携帯電話のアプリやゲームも、その内容にばかり注目がいき、どこの会社やエンジニアが制作しているのかなどというのは普通に暮らしていれば自分には関係ないと思うからです。しかし、こういった認知度の低さが人材不足を招いているとすれば、IT業界は人材育成にもっと力を注ぎ、業界を盛り上げていく必要があると思います。